
池袋の芸術劇場に友人たちと出かけました。この曲はゲルギエフ+PMFでの素晴らしい演奏を聴いた思い出が、まだ頭から消えないくらいの時期にあたるのですが、「井上」指揮/新日本フィルならとのお薦めもありまして行ってきました。
開演前にピアノの調律を行っている音が聞こえてきて、よく響くホールだなと思いました。第1曲目は児玉桃さんのモーツァルト22番でした。3F最後尾の席でしたので、顔姿は良く見えませんでしたが、とても力強いモーツァルトでした。カデンツァが新鮮に聞こえた事もあるのですが、本来のモーツァルトから逸脱したような印象も受けるほどの、今までとは違う響きを感じました。
休憩の後、いよいよ本命のショスタコが始まりました。CDではさほど感激しなかった曲ですが、やはり「生」は違います。静かに始まる第 1楽章の主題が、繰り返し耳に入ってきます。あぁ、前回もこうやって聞いたんだな・・・次第にテンポが早まってきて、第2楽章のトゥッティになりました。
凄い・・、・・・、演奏も素晴らしいが、曲も凄いとまた改めて思いました。井上さんの指揮は実にテキパキと指示が飛んでいるようでした。オケはさすがにプロだと思いました。ホールも素晴らしい音響を与えてくれました。特にビオラパートの美しさ、打楽器のまとまりの良さ、コントラバスの重厚な音、ピッコロの鋭さ、どれを取っても文句の付け所の無い演奏でした。
60分と言う時間があっという間に過ぎてしまいました。満場の拍手、私は思わず「スゴイ!!」と口走ってしまったほどでした。井上さんの指揮する演奏会は、これからしっかりとワッチしなくてはと思います。また芸術劇場にもたびたび足を運びたいものですね。ちょっと遠いのが不便ですが、スカッとした気持ちで次週を迎えられるような、そんな音楽が聴けそうな気がします。