
友人に誘われて、南足柄文化会館小ホールに出かけてきました。このホールでは、すでに掛布さんのソロで、3-4回の演奏会が行われたと言うことで、常連であるたくさんの知人と共に楽しむことができました。
私は初めて掛布さんのギターを聴きましたが、その技術や音楽性含めてプロ中のプロと感じました。

誘ってくれた友人が司会を勤め、作曲家、曲にまつわるエピソード、そしてスペイン旅行など、楽しい話も満載で時間を過ごすことができました。プログラムの前半は右に示した4曲ですが、バッハなども織りまぜながらじっくりと聴かせてくれます。第一印象は「音の柔らかさと優れた技巧」と感じました。
後半のプログラムがまた凄かったです。特にラストの「コユンババ」、この時だけはもう一本のギターに交換して演奏されました。音はやや硬めで小さいように思いましたが、非常に歯切れの良い音で、まさに曲にピッタリの楽器と感じました。そして曲のクライマックスでの超絶技巧にも圧倒されました。

お馴染みのギター曲はアンコールで3曲聞かせてもらいましたが、むしろ初めて聴いた曲のほうに新鮮な衝撃のようなものを感じました。とても良い時間を過ごせて感謝しています。
このホールは何度か足を運んでいましたが、音には期待できないので、むしろ直接音を聞こうと思い、最前列に陣取りました。それでも音響が良い悪い以前の、空調設備のノイズとかが耳障りに感じました。何とか手を加えてほしいものです。