日本公演(2日目)を見に、家内と文化会館に出かけました。
コロとコヴァルスキーの「こうもり」、それも本場のフォルクスオパーで・・・さすがにタンホイザーを歌いきるほどの力が残っていないのかも知れませんが、コロはやはり凄い歌手でした。
彼のタンホイザーを観たのは、15-Feb 1998のNHKホールでした。ちょうど10年が過ぎています。このような形で再会できたのは大きな喜びでした(声にはちょっと力が入っていたみたい・・・)。
そしてコヴァルスキーのオルロフスキー公爵、我が家のライブラリには、前回来日公演(1999)の映像が残っていました。他にもたくさんの録画があります。メゾが歌うことも多い中で、この人ならではの雰囲気を醸し出す
コヴァルスキーの生を聴けたのは、最高の経験になりました(ちょっと横の方に広がった体形になったかも・・・)。アデーレを歌ったアンドレア・ボグナーも素晴らしかったと思います。存在感がありました。
演出はハインツ・ツェドニク、なんとフロッシュ役も演じた方でした。日本語のセリフやアドリブなどなく、それでいて役者さんの温かみのある心が伝わってくる、良い演出だったように思います。今回の公演4回で全てに出演するのが、コロ、コブァルスキー、ツェドニクとのことです。今回の文化会館の舞台はとても小さく感じました。それだけ存在感のある本場もののオペレッタを鑑賞できて、本当に良かったと思います。