
先週末のBS-hiだったと思いますが、やっと見終わりました。なんと幻想的で、おとぎの国に入ったようなオペラなのでしょうか。また、メリザンドを歌ったコジェナーが素敵でした。

2007年夏のパリ、シャトレ座公演、指揮はハイティンクです。私は音だけの世界しかしらなくて、初めてその映像とともに楽しむチャンスを得ることができました。

ちょうど同じ時期にロンドンでラトルの指揮、アンジェリカ・キルヒシュラーガー主演の公演があり、インターネットラジオで録音したものをしばらく聴いていました。

ドビュッシー独特の音楽が耳に焼き付いてはいたのですが、ようやく物語を理解できました。コジェナーがまさに役にはまっていて、素晴らしいメリザンドを演じてくれたように思います。

舞台映像には紗がかかっていて、指揮のハイティンクの姿もたびたび重なって写りました。悪くはなかったと思います。先妻の息子役はきれいなソプラノを聞かせてくれました。

夫であるゴローの執拗なまでの嫉妬が、ラストで悲劇を招く訳ですが、それら全てが美しく表現されているように感じました。メロディの良さとかは全然ないと思いますが、他のオペラにはないこの作品の魅力がどこから生まれてくるのか、まさに幻想的のような感じがしています。