
数年前にキーロフオペラを引き連れて来日した時ですが、上野の文化会館で
エフゲニー・オネーギンを観ました。
本当は日本初演となる「戦争と平和」を考えていたのですが、終演時刻が23時を過ぎると聞いて諦めました(家に帰れなくなる・・・)。下記がその放映をDVDに収めたものです。
90トンもあるような大舞台をロシアから運んだと言うエピソードが紹介されていました。主演はマターエワとホロストフスキー、本来はナターシャ役としてネトレプコが努める予定でした。NHKの芸術劇場でハイライトを、BS-hiで全曲が放映されました。長編の大作ですが、ストーリーの雄大さとアーティストの好演で、アッと言う間に時間が過ぎていったのを覚えています。
それまでの手持ちの映像としては、あのネトレプコの出世作「ルスランとリュドミーラ」があります。

実に若々しく、少女のような彼女が演じるこの映像は、私の永久保存版です。
もうひとつ紹介するのは、「イーゴリー公」です。何と言っても「ダッタン人の踊り」は最高です。建都300年記念コンサートそのままの映像が納められていました。ゲルギエフがとても若い姿で映っています。

さて、ゲルギエフはたびたび来日して、その素晴らしい指揮ぶりを披露したコンサートも数多くあります。

PMF、読響などとの共演もありますが、私が最も驚いた演奏は、このウィーンフィルと共に来日したときの、チャイコ4番です。FM生放送を聴いたときの驚きようは、今でもはっきりと覚えています(特に第3楽章のピッチカートが圧巻)。その後、TVでも放映されましたが、ウィーンフィルの技術をここまで引っ張り出す能力と、それに必死でついて行くメンバーの姿を見たときに、あの生中継の音楽はこうやってゲルギエフが作り上げたのだと、大いに納得したものでした。