mixiで話題になっている秋月のキットを製作しました。基板上には主要なパーツが表面実装されているので、個別の部品を30個くらい半田付けすればOKです。
基板の完成は難なく終わりますが、これをどのような場所で、いつ使うかの目的に合わせたケースの製作が大事と思いました。数日を要した期間の大半が、ケース加工に費やされました。小音量ならスピーカー(SP)を鳴らせるとありましたので、秋月で2個300円の楕円形SPも買いました。ケースは木製で、パネルだけはアクリル版です。塗装を終えてから、いよいよSW類の取り付けになりました。(※写真は
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こちらが内部の様子です。ケース両端にスピーカーを配置し、操作に必要なツマミ類は全て前面に置きました。右下のSWで内蔵SPのON/OFFをできるようにしました。
スピーカーの部分を拡大してみました。外から見ると、その表面をパンチングメタルでカバーしてあるのが分かると思いますが、実はこの仕組みをどうするか考えるだけでも相当な時間をかけました。
本来は基板に平行に乗っている液晶表示部とロータリーエンコーダですが、これを垂直に立てたので、基板との接続にも苦労しました。
さて使ってみた感想ですが、実にこれは良く出来ています。PCから相手局を簡単に登録できます。今までPCで楽しんでいた局から、mp3対応の放送局のURLをコピーしました。124Kbps以下の速度なら音切れもなく快適ですが、我が家のインターネット接続環境は 1M-ADSLなので、ちょっとキツイ時もあります。お茶の間でフランス語のクラシック番組が流れる光景は、ちょっとしたものだと思います。音が良いので、いずれオーディオ装置にセットする予定です。
しかしこれだけの基板にWEBクライアント、WEBサーバー、DHCPクライアントなどの機能を盛り込み、CPUとプログラミング、そして不揮発性メモリ搭載など、信じられないくらいの高密度な機能が含まれている事に、改めて驚かされました。