CS放送でバレンボイムが第9を演奏した映像を録画しました。マイヤー、パーペが歌うので楽しみにしていました。
会場はベルリンのフィルハーモニーホール、
またこのオーケストラはバレンボイムが育てている中東地域のユースオケと思います。以前、そのドキュメンタリを見た覚えがありました。
パーペの「おぉ、フロインデ」もなかなか良かったです。ホールのせいでしょうか、声は先日のグラインドボーンより、とても良く響きました。
第9の後の一曲はアンコールだったのか、プログラムされていたのか、トリスタンとイゾルデから前奏曲の演奏と、何とマイヤーのソロで「愛の死」が演奏されました。これはラッキーでした。日本公演のあとも、ミュンヘンやミラノで歌っていますが、イゾルデの歌い納めなんてことにならないよう、祈りたいものです。
静かに演奏が終わり、5秒くらいの静寂の後、満場の拍手が響き渡りました。
他の独唱者からも暖かい拍手を受けているのを見て、本場の聴衆がこの曲を思う気持ちが伝わってきました。素晴らしい演奏でした。