昨日のN響アワーのテーマはなかなか興味を引く内容でした。ゲストが大林修子さんだった事もあって、しっかりと最後まで見てしまいました。
大林さんが入団されたのは1989年とのこと、カラヤンが亡くなったころでしょうか。さて、もう10-15年くらい前と思うのですが、小田原市民会館でヴィバルディ「四季」を、ソリストとしてN響メンバーと共に演奏したことを思い出します。まだ20代だったと思うのですが、しっかりとした美しい演奏を聴かせてくれました。
今回の話で出てきた、第2バイオリンの役割を表現する言葉として、「聖徳太子」、「仕事人」など出てきましたが、もしかしてこれらは大林さんの人柄を表わしたものかな?と思います。
第1⇒第2Vnのパートに移ったら、急にオケ全体が見えるようになった・・・、うまく全体とバランスするような音の大きさ、音色、奏法を考えるようになった、と言うお話にはとても感心しました。これぞ「プロ」の世界ではないでしょうか。
前任者の川上朋子さんも第2バイオリンのパートが長かったように思いますが、そう言った魅力があるのかもしれないですね。大林さんにはN響の「顔」として、いつまでもご活躍いただきたいと願っています。