ドレスデンの美術がギッシリ詰まっている宮殿を訪れました。ここは絵画、磁器などいくつかの美術館に分かれているのですが、48hrsチケットでほとんど見る事ができます。
写真撮影は可能なのですが、オプションのチケット5-6ユーロを購入する必要がありましたので、今回は中庭のみの写真しか紹介できません。
左下の時計は定刻になると美しい音でチャイム(マイセン磁器でできている)が鳴ります。磁器のブースはたっぷり時間をかけて見学しましたが、それは凄い収集物でした。有名な柿右衛門の壷が、マイセン製と並んで展示されていました。しかし、ここの目玉は何と言っても絵画ブースのラファエロになるでしょう。
次の絵はもちろん撮影したものではなく本のコピーですが、実物はとてもおとなしい色でした。アウグスト王がイタリアから購入する時の価格が、町をひとつ買うくらいの高額なものだった話は有名です。下に描かれている天使たちのデザインが施された「傘」がお土産屋さんにありましたが、思わず買いたくなるような気になりました。
もうひとつの名作としては、フェルメールの「真珠の首飾りをつけた少女」が印象的でした。ラファエロとは正反対の部屋にありましたが、しばし見とれて時間の経つのが忘れてしまうくらいでした。
ドレスデンの町はトラムが便利であちこち歩きましたが、観光スポットが集中しているので動きやすい感じがしました。次回は(可能であれば)エルベ川からプラハ方面に足を延ばしてみたいですね。