
マティスが出演するオペラを見たくなり、1967年スタジオ制作(ハンブルグ)のDVDを購入しました。≒2300円でしたが思いっきり楽しめました。
指揮はナンと、イッセルシュテットでした。音はモノラルですが、幸いにもカラー画像でラッキーでした。さすがに画質は劣っていて、35mmフィルムのノイズが時折目に付きます。でも手抜きなしの美しい舞台とともに、モーツァルトの時代ならこんな感じで楽しんでいたのかしらと思うくらい、良くできた作品に仕上がっていました。



出演のソプラノ歌手が皆、粒揃いの美貌と歌唱力を持っていました。ケルビーノ役はエリーザベト・シュタイナー、ロジーナ役はアーリーン・ソーンダーズ、そしてタイトルロールのフィガロはハインツ・ブランケンブルグ、伯爵はトム・クラウゼでした。

マティスのスザンナはいつも微笑を浮かべて、表情にゆとりがありました。声は抜群、フィガロの低くて柔らかい美声と相俟って、最高のスザンナを聴いたように感じます。
※実は同時にMozart歌曲を納めたCDも買ってしまったのでした
私はリリックなソプラノがとても好きなのですが、これは本当に凄いと思います。彼女が29歳の頃の映像と思いますが、2度の来日を生で聴かれた方の感想が知りたくなります。