
「ワーグナーとパリ」と称するワンコイン・コンサートに行って来ました。演奏はN響メンバー13名による室内楽です。写真のホールは実は旧奏楽堂で、開演前にちょっと足を伸ばしてきました。

東京芸術大学の構内は、梅がほころび始め、お天気の良い日に恵まれました。てっきり旧奏楽堂での演奏会と思っていたこともあり、入場料を払って見学しました。フジコ・ヘミングの放映などで馴染みのホールは、とても味わい深いところでした。重要文化財に指定されたこの建物は、何度かの取り壊し、移転などの計画もあったそうですが、このように残っていることに感動を覚えました。今でも時々、学生たちによるコンサートなどが開かれているようです。

本番のコンサートは新しい奏楽堂で行われました。こちらはビックリするような立派な建物です。曲目はカルメン前奏曲で始まり、モーツァルト、ミヨー、ワーグナーへとつながって行きます。N響御馴染みの篠崎さん、木越さんたちが出演されました。アンサンブルはとても素晴らしかったのですが、ホールの音に少し不満を抱いてしまいました。篠崎さんのVnが「耳に刺さる」音で聞こえるのです。あの美しいバイオリンが、とビックリしました。管楽器の音はとても良かったです。特にオーボエの音色には魅了されました。しかし一度は旧奏楽堂でのコンサートを聞いてみたくなりますね。休日などに無料のオルガン演奏などがあるようですので、また足を伸ばしてみたいと思います。