
本日はBs-hiのこの番組に圧倒されました。37年間撮り続けた作品を見て、どうして私は37年も見過ごしたのだろうかと、唖然とした気持ちでした。

驚いたのは玉三郎さんの持つ、役柄への深い洞察でした。自分とは異なるものとして客観的に捉え、舞台ではそれに成りきる「プロ」の姿に感動しました。

一方の紀信さんは、歌舞伎ではなくて玉三郎を撮るんだ、の立場でした。確かに彼の写真を見るだけでも、その「オーラ」を感じさせる作品でした。

以下、番組からのクリップを貼り付けましたので、どんなに素晴らしいものだったかを想像してください。

番組に流れる音楽も素晴らしいもので、ベートーベンのピアノソナタをアレンジしたメロディーなども採用されていました。音質はとても良かったです。

そう言えば、「死」に接した主人公の美学を、玉三郎さんは力説されていました。舞台に出るのも同じで、この次はもう無いかもしれない、と言う新鮮な気持ちで毎回出演されているそうです。

この「鷺娘」は別番組(15分間)でも、スタジオやロケ風景と、ハイビジョンカメラを用いた収録の様子が、ドキュメンタリとして前日に放映されました。