製作開始後、2週間でなんとか動くまでになりました。ケースは手のひらに乗るくらいのコンパクトなものを見つけたので、それを流用しました。前面右のツマミは音量、左がディレイ時間調整用です。
オーディオアンプはアナログICのLM380ステレオがあったので、前段のLM324で位相反転回路を組み、BTL出力にしました。電源が12Vなので、8Ωのスピーカーなら計算上は2x4=8Wの出力が得られます。リアスピーカーを直列に繋いで駆動させるので、モノラル・アンプで充分です。
リアパネルは元の製品のロゴが入っていたりします。最も苦労したのは、ATtiny26Lのクロック変更方法を知ることでした。出荷時は1MHzに設定されており、この場合は断続的なノイズ混じりの金属的な音しか出ませんでした。
マニュアルには8Mhzまでとあったので、26L⇒tiny26を買わなければ・・・と思ったのですが、内部フューズ設定を「PLL使用」に切り替えて、何とか16MHzを達成しました。その間に、シリアルライタの書込み条件を間違えて、tiny26Lを1個オジャンにしました。パラレル型のライタなら復旧できると分かったのですが、@280円と安価なので、足を切り取って予備に買っておいたものと入れ替えました。
音はまだ少しノイズ混じりですが、ディレイ時間を多め(100~300msec)にすると、なかなか良い雰囲気で音楽を楽しめそうです。この装置ではmax 1700msecまで調整できるので、お遊びにも使えて楽しいです。さらにノイズ対策などを施して、実用になるところまで手を入れようと思っています。