映画「ほんとうのジャクリーヌ・デュプレ」が放映されましたので、改めてライブラリに追加しました。
映画は以前ビデオレンタルで見たものでしたが、それと共に思い出すのはNHKで随分前に放映された、「シューベルトのます」です。デュプレ、バレンボイム、メータ、パールマン、ズーカーマンと言う豪華なメンバーで演奏会を開く前後のドキュメンタリは、本当に楽しそうなシーン満載でした。
右の写真はナンと、メータがコントラバスを担当しているのです。映画だけですと、バレンボイムが一人悪者になってしまったりもするのですが、そうではない真実のドキュメンタリが残っていることを知ってほしいと思います。
バレンボイムと結婚して間もないデュプレは世界中を飛び回っていました。この映像では、まだ体の不調は感じられません。N響の会員だった1970-75ころに、バレンボイムの指揮によるチェロチクルスが組まれていました。しかし彼女は来日できず、バレンボイムのピアノ演奏に変更されました。代役の指揮者は、森正さんだったように思います。
メータ、ズーカーマンも結婚したばかりでした。メータの奥さんは女優さんでしょうか。ズーカーマンは、まだ21歳だったのですね。
本物のお母さんも登場しました。楽屋裏の様子を見るだけでも、この映像の価値は大変なものと思います。特にメータとパールマンの「二人羽織」ならぬ、二人弾きは大爆笑、演奏前にここまでリラックスできる姿に驚いたものでした。