
これまでに8cm、10cmへと、無指向性SPの口径を大きくしてきましたが、念願の16cm用を別途製作し直しました。
16cmのスピーカーは、「六半」とも呼ばれ、フルレンジスピーカーの原点をなすものです。音域・音圧共に優れ、これを使いこなすのが憧れでもありました。

既存のスピーカーシステムを加工して、必要なサイズのBOXを切り出しました。
アクリル板と金属の支え棒を45°で配置しますが、今回は後面放射を省き、3面形にしてみました。※下の写真

ユニットの吟味はこれからですが、まずは手持ちの@2,500.-程度の普及品を使いました。さすがに高域不足も感じられましたので、この写真にはありませんが、小型のツィーターを上面に貼り付けました。
※左側に配置したT-90Aは、その下の寺垣スピーカー用のものです。
下記が全体写真になりますが、もう一台のスピーカーシステムと同じくらいの音圧が得られ、フルレンジの素直さが良く表れた音になっています。
8cm~10cmのフルレンジスピーカーをバックロードホーン型にするなどして、無理やり低音を出そうとする方式は卒業しました。どちらのスピーカーシステムに切り替えた場合でも、低音は専用のサブウーファーがしっかり支えます。いちばん大事な中高音をいかに気持ちよく聴けるか、これからも実験を重ねて行こうと思います。