
モーツァルトのレクイエムを聴きに、小田原市民会館へ家内と出かけました。ハンス・マルティン・シュナイト指揮の神奈フィルで、ソリストは澤畑恵美、竹本節子、近藤政伸、黒木純の皆さんです。
澤畑さんの歌は何度か聴いていますが、前回は秦野でオラトリオ「四季」だったように思います。最初は東京芸術劇場での第九でしたが、あれから十年以上経っているような気がします。今回のソリストはいずれも大変洗練された歌声で、素晴らしい方ばかりでした。

指揮者のシュナイトさんは、カール・リヒターの後にミュンヘン・バッハ合奏団/合唱団を引き継いだ方とあり、2002年から神奈フィルの客演として活躍されているようです。演奏の途中で起きた拍手に対して、「最後まで静かに聴いてね」とコメントされたり、演奏終了後に合唱団メンバーと腕組みしたりと、人間味あふれる方と見受けられました。
そして神奈フィル合唱団が素晴らしい演奏を聞かせてくれました。プロではないのですが、堀俊輔さんが指導/結成されたと言うことで、ナルホドと思いました。2曲目のアヴェ・ヴェルム・コルプスは声をグッと抑えた美しいメロディを表現していました。モツレクでは持ち前の力を存分に発揮した、凄い歌唱でした。ホールは決して良い音響ではないのですが、揺れ動く音楽と美しく力強い演奏に圧倒されました。モツレクって美しいだけではないんだ、人生の悩み・夢・力など全ての思いが込められているんだ、と初めて気が付きました。シュナイトさん、演奏してくれたみなさん、ありがとう。素晴らしい音楽経験に感謝の気持ちでいっぱいです。