指揮:高関 健
ヴァイオリン:堀米 ゆず子
曲目
武満徹:3つの映画音楽
ベルク:ヴァイオリン協奏曲
ブルックナー:交響曲第3番(1877年第2稿)
堀米さんの素晴らしい演奏にうっとりとしました。出だしの音から何か別物と言った感じでした。高関さんとは旧知の間柄だそうで、とても優秀な方だったと、プレトークで述べておられました。今回の音合わせでは、オケとのバランスを何度も練習に盛り込んだとか、、、演奏の難しい作品に取り組んだエピソードが紹介されました。
堀米さんは写真のイメージよりもかなり白髪が混ざっているように見えましたが、日本国内でも精力的な演奏活動が目立っています。今でもブリュッセル国立音楽院教授などを勤められ、一時期は川村奈菜さんがそのアシスタントをしていた時期もありました。
ブルックナーの3番に関するエピソードも興味深かったです。ワーグナーに献呈するつもりが一度は門前払いされたようですが、追いかけるようにしてその素晴らしさを褒め称えられたそうです。後の8番・9番にも通じるような重厚な構成になっている曲と思いました。20周年を迎えたオペラシティコンサートホールは、まさにブルックナーの曲を響かせるための最高の場と思いました。
シティフィル団員の変化も最近はいろいろあって、コンマス松野さんが退団したあとですが、戸澤さん以外の方が立っておられました。ビオラの渡邉さんがいないのも寂しくなりました。第1Vnにイケメンの野尻さんが入団したことも目を引きました。そう言えば黒川さんいなかったような、、、。FB友の佐藤さん、三間さんを見かけましたが、双翼配置だと立ち上がったときしかお顔が見えないのが残念(^^!