新年おめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
お正月番組の中で、待ちに待ったカタルーニャ音楽堂のライブが放映されました。
モーツァルトの没後200年命日に、ここバルセロナで行われた貴重な映像ですが、すでに市販のDVDが絶版になっているものです。私の
スペイン旅行記でも取り上げたこのホールは世界遺産に指定されており、ガウディで有名なサグラダ・ファミリア教会を最初に手がけたドミニクが設計した建物です。
曲はモーツァルトのレクイエムとハ短調ミサ(K427)、ソリストとしてバーバラ・ボニーやオッターなどの豪華な顔ぶれ、指揮者はガーディナーと、驚くような催しですがDVDが絶版になるのは信じがたいくらいの事と思います。今年は生誕250年目になりますので、復刻版が登場するかもしれません。
会場内部の様子も映像として映し出されていますが、演奏主体の映像のせいでしょうか、やはり実物を見たときの感激とは隔たりがあるように思いました。しかし、ホールの音響は素晴らしく、歴史に残る名演奏として、また私の貴重なライブラリとして、大事にしたいと思います。