エサ=ペッカ・サロネン(指揮)
ヒラリー・ハーン(ヴァイオリン)
フィルハーモニア管弦楽団
シベリウス:交響詩「フィンランディア」作品26
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
シベリウス:交響曲第2番 ニ長調 作品43
みなとみらい大ホール
サロネンの指揮は素晴らしいです。演奏会終了後はステージに呼び出され、大喝采の拍手でした。男性のファンも多そうです。
そして歴史ある、また数々の録音を残す名門オーケストラの響きは最高でした。フィンランディアの出だしは、とても乾燥した感じのブラスセクションそしてティンパニーの鳴りっぷりには驚かされました。弦も含めてバランスの良い、また圧倒的なテクニックで、このみなとみらいホール後方まで音が溢れました。
音響はとても良かったですが、いつものオペラシティと比べると、座席が前後で重なったり手すりがあったりで、設計そのものは劣るような気がします。
ヒラリー・ハーンはだいぶ前に聴いた時より繊細な(体は太めになりましたが)音色に聞こえました。しかし安定したテクニックと、特に弦を重ねて弾くときの響きは最高でした。オケとのマッチングも素晴らしかったと思います。