
W.A.モーツァルト交響曲第1番 変ホ長調 K.16
D.ショスタコーヴィチヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調作品77
B.バルトーク管弦楽のための協奏曲
ヴァイオリン:山根 一仁
指揮:飯森 範親
素晴らしいバイオリニストとの出会いになりました。山根さんは札幌出身のまだ19歳、桐朋音大に学費なしで入ったばかりだそうです。中学生のときに日本音楽コンクールを制覇、以後たくさんの指揮者と共演しています。魅力的な音色とその弓さばきは、まさにオーラを感じさせるものでした。シティフィル定演では渡辺玲子さん以来の衝撃だね、と家内ともども感じました。
指揮者の飯森さんも、シティフィル初登場とか、、、。TVなどでは良く拝見していましたが、存在感たっぷりの指揮ぶりでした。オケに新しい音色をもたらせたかの如く、特に管楽器の音色をうまく引き出していたように思います。団員との一体感あるいは真剣勝負を感じさせる、わくわくするような演奏になりました。宮本さんの後任には高関健さんが決まったそうですが、さらに3年後の音楽監督に持ってきたいような、好印象を感じました。