J.ブラームスヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
G.マーラー交響曲第1番 ニ長調 「巨人」
ヴァイオリン:木嶋 真優
指揮:宮本 文昭
木嶋さんは写真とかなり違う顔立ちに見えました。その音色は独特で、楽器の良さをトコトン引き出してくれるような魅力あるものでした。今回のブラームスは大好きなVnコンツェルトなので、少し厳しい見方(聴き方)になるかもしれませんが、やはり流れるような情感溢れるものであってほしいと思いました。
マーラーの巨人は、宮本さんの今までの演奏の中では最高の出来栄えと思いました。団員の心をしっかり捉え、また曲の躍動感を思う存分引き出してくれました。第2楽章出だしのソロを務めたコントラバス奏者の方、もしかしたら定年を迎えた演奏会だったのでしょうか、演奏後に彼を称える宮本さんの姿は、とても微笑ましく感じました。マーラーは特に生コンサートで楽しみたいものですね!