
マグダレーナ・コジェナ Magdalena Kožená
プリヴァーテ・ムジケ Private Musicke
前回のシティフィル定期は台風で諦らめたので、このチケットを取りました。コジェナーのコンサートは3回目でしょうか、、最初はMET来日公演ドン・ジョバンニ(ネトレプコも出た)、次はルツェルン音楽祭(ヤンソンス指揮)でした。

人間の声に勝る楽器はない、、特にコジェナーはメゾソプラノとかの肩書にとらわれない、独特の響く声ですし、それがホール一杯に満たされました。
私が気に入っているCDはバッハのアリア集でして、彼女のルーツがこのジャンルにあるように思っていました。もちろん、ペレアスとメリザンドのような大作を歌いこなすだけの力もあるので、100分にも及ぶコンサートを難なくこなしてくれました。
オペラでもなく、コンサートの一部でもなく、これだけたくさんの歌を一度に聴けて、本当に贅沢なひと時を過ごせたような気がします。

本日の衣装は真紅のものでしたが、少し少女っぽい雰囲気で、それがまた良く似合っていたと思います。楽器演奏のみの曲では、ステージ中央奥の椅子に座り、スポーツドリンクのような飲み物を口にしていました。かと思うと、すくっと立ち上がって演奏に加わったり、ステージ最前列で大きなポーズの熱唱に入ります。曲は同じようなメロディが多いようにも感じましたが、細かな変化や工夫もあって、楽しませてくれました。
楽器編成は下の写真からハープが無いくらいでしたが、コントラバスの存在は大きいです。また、打楽器がとても効果的でした(演奏もうまい!)。
終演後のロビーには、CDを買い求める方が大勢集まっていました。また、サイン会にも長蛇の列が続いている状況でした。このような演奏会は、オーケストラとは一味違った清々しさもあり、また訪れてみたくなりました。

フィリッポ・ヴィターリ:美しき瞳よ*
F. Vitali: O bei lumi
シジズモンド・ディンディア:酷いアマリッリ*
S. D'India: Cruda Amarilli
ジュリオ・カッチーニ:聞きたまえ、エウテルペ、甘い歌を*
G. Caccini: Odi Euterpe, il dolce canto
ルイス・デ・ブリセーニョ:カラヴァンダ・チャコーナ
L. Briçeño: Caravanda Ciacona
タルクィーニオ・メールラ:今は眠るときですよ(子守歌による宗教的カンツォネッタ)*
T. Merula: Hor ch’è tempo di dormire(Canzonetta Spirituale)
ガスパール・サンス:カナリオス
G. Sanz: Canarios
シジズモンド・ディンディア:穏やかな春風がもどり*
S. D'India: Torna il sereno zeffiro
ビアージョ・マリーニ:星とともに空に*
B. Marini: Con le Stelle in Ciel
ジョバンニ・パオロ・フォスカリーニ:パッサメッゾ
G. P. Foscarini: Passamezzo
クラウディオ・モンテヴェルディ:苦悩はとても甘く*
C. Monteverdi: Sí dolce è íl tormento
ジロラモ・カプスベルガー:トッカータ・アルぺジアータ
G. Kapsberger: Toccata Arpeggiata
ジロラモ・カプスベルガー:わたしのアウリッラ*
G. Kapsberger: Aurilla mia
シジズモンド・ディンディア:ああどうしたら?もの悲しい哀れな姿でもあなたが好き*
S. D'India: Ma che? Squallido e oscuro anco mi piaci
ジロラモ・カプスベルガー:幸いなるかな、羊飼いたちよ*
G. Kapsberger: Felici gl'animi
ジョバンニ・パオロ・フォスカリーニ:シャコンヌ
G. P. Foscarini: Ciacona
バルバラ・ストロッツィ:恋するヘラクレイトス*
B. Strozzi: L'Eraclito amoroso
ガスパール・サンス:曲芸師
G. Sanz: Matachin
タルクィーニオ・メールラ:そう思う者はとんでもない*
T. Merula: Folle è ben che si crede
クラウディオ・モンテヴェルディ:ちょっと高慢なあの眼差し*
C. Monteverdi: Quel sguardo sdegnosetto