ベートーヴェンピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 作品37
ブラームス 交響曲 第1番 ハ短調 作品68
ピアノ:清水 和音、指揮:大友 直人
先日のFM放送ではクラウディオ・アラウの特集をやっていて、ナビ役の清水さんはベートーベンで最も好きなのが3番の協奏曲と仰っていました。楽しみです。
帰宅しました(^^、、。今回の曲目はどちらもハ短調と言うことで、大友さんの意図があったのか、偶然だったのかは分かりません。とても有名な曲ですので、安心して楽しみました。
清水和音さんは想像していたよりガッチリとした体格で、背丈も低めに見えました。ところがガツーンとくるピアノの音色が凄いのです。スタインウェイはこんな音まで出せるのかと思ったくらい、、しかし緩徐楽章になると極めて美しい音色です。タッチもキビキビして確実、さすが第一人者の演奏でした。
ブラームス1番は、これもド迫力の出だしで始まり、あの有名な第4楽章に至るまでの間も大いに楽しめました。生演奏の醍醐味です。弦楽の各パートがメロディを受け持ったりピッチカートに切り替わったり、かわりばんこに演奏するところも楽しかったです。ブラームスは木管楽器奏者が大変苦労されると思うのですが、とてもなめらかに演奏されていました。
ところで本日のロビーコンサートは、藤野さん(Vn)、道橋さん(Vn)、佐藤さん(Vla)、畑野さん(Vc)らによるモーツァルトとフォーレ(パヴァーヌ)でした。常連の佐藤裕子さん、いつもと違う衣装のように思えたので声をかけてみました。明るくハスキーな声で答えてくれました。ノースリーブの姿が眩しいほどでした。それから道橋さんは、近々ソロコンサートを予定しているそうです。第1Vnの最後列からドンドン前の席に移ってきているし、相当な腕前の持ち主のようです。