
曲目
ビゼー交響曲 ハ長調
フォーレレクイエム ニ短調 作品48
ソプラノ:幸田 浩子、バリトン:河野 克典
指揮:宮本文昭、合唱:東京シティ・フィル・コーア(合唱指揮:藤丸 崇浩)
幸田浩子さんはNHK FM「気ままにクラシック」の司会をしていて、その放送をいつも聞いていました。ドイツ語、イタリア語ともに堪能で、楽しいおしゃべりでした。さて生の歌声はどんなでしょうか、、

まずビゼーの交響曲、17歳の時の作品とか。どの楽章にも親しまれているメロディー満載、特に第2のオーボエは印象的でした。宮本さんに吹いてもらいたいくらい。※シティフィル1番奏者がまだ決まっていない状態。一方でフルートは新たに1番奏者が就任していました。
さて待ちに待ったフォーレは、少なめのオケとやや大人数の合唱団とのコラボになりました。ほんま物のパイプオルガンを聴ける楽しみがあります。弦楽器はビオラとチェロによるハーモニーが続きます。そして美しく、力強い大合唱も、、このような演奏会を待っていたのでした。

まず河野さんの歌です。第9くらいでしか聴いたことなかったのですが、素晴らしい声! ブラボーです。力があり、渋みもあり、そして夕星の歌を聞きたくなるくらいロマンティックな面がありました。
そして幸田浩子さん、美しい声でした。イタリア歌曲とは違った歌い方に、とても好印象を持ちました。声量もあります。ドレスは黒のノースリーブですが、長いスカートにフリルが施されて、見た目にも美しい姿でした。
会場の外はもうクリスマス気分、、私の心はすっかり浄化された気分です。昨年の震災で被害に合われた方、また森光子さんにも哀悼の意を表したい気持ちになりました。