
指揮:秋山 和慶
W.A.モーツァルト
交響曲 第35番 ニ長調 K.385 「ハフナー」
S.ラフマニノフ
交響曲 第2番 ホ短調 作品27
ただいま帰宅しました。秋山さんの指揮ぶりはとてもアグレッシブで、後ろ姿を見るだけでも好感もてました。指揮者生活やがて50年を迎えるそうですが、シティフィルとは初めての共演と聞きました。これからのお付き合いにも期待がもたれます。
ハフナーのアンサンブルの素晴らしさはもちろんのこと、ラフマニノフ2番は大いに楽しみました。第1楽章の悲壮感、そして続くあの有名で軽快な第2楽章、優美な第3楽章、そしてフィナーレへと、秋山さんの指揮ぶりは鋭くもあり、また豪快でもあるキビキビした演奏でした。
この曲はCDを持っていなかったので、N響録画くらいしか馴染みがなかったのですが、まさに「生」で聴くべき名曲ですね。どこかロシア的な刹那さあり、また北欧的なビオラの音色、そしてメロディはまさにラフマニノフそのものです。シティフィルの演奏技術の素晴らしさも味わえたし、選曲は秋山さんの得意なものにしたのでしょうか、、まさにベストマッチの演奏会でした。