
ドレスデン2泊目はゼンパーのコンサートでした。前回の旅行では、タンホイザーとトゥーランドットのオペラを楽しみましたが、このホールの音響は抜群でした。同じホールで純粋なオーケストラコンサートも良く行われているようです。

ドレスデン旧市街の建物はそのほとんどが空襲で全壊し、復興させるに当たっては市民の意思で元々の材料をそこに戻すと言う、気の遠くなるような作業が行われました。フラウエン教会よりはかなり前に再建されたゼンパーですが、よくこれだけの音響を維持しながら復元できたものと感心させられます。

曲目はシューベルトの「未完成」、そしてマーラー「巨人」でした。ニューイヤーコンサートでもお馴染みのジョルジュ・プレートル、84-5歳になると思うのですが、足腰はしっかりしていてとてもハツラツとしていました。

加えてコンマス(Vn)とトップビオラの2人が素晴らしいリードをしてくれました。最前列だったので、プレートルと彼らの目配りが手に取るように見えました。演奏は実にダイナミックで美しく、また未完成2楽章ではハッとするようなテンポの「揺らし」もありました。新鮮な演奏だったと思います。
※下記は休憩時間に撮影したホール天井の写真です。