
飯守泰次郎さんの指揮に接したのは久しぶりでした(お会いしたのもコンセルトヘボウのワインコーナー以来?)。プレトークでは、ピアノを弾きながらいくつかのフレーズを歌い、興味あるお話をされました。これが大変面白く、また本番を聴くためにも参考になりました。

本日のプログラムは次の2曲です。
・ブラームス / 悲劇的序曲 作品81
・ブラームス / ドイツ・レクイエム 作品45
ソリストにはソプラノの安井陽子さんと、バリトンの福島明也さんが登場。また合唱は東京シティ・フィル・コーアの皆さんでした。

いずれも素晴らしい声の持ち主で、またこの曲に合った人選ではないかと感心しました。福島さんは、家内が両国で歌った第九の時のソリストだったらしく、渋さも含んだ良く通る声でした。安井さんのソプラノはまさにリリコでしたね。出だしからアンドレア・ロストを連想させるような素晴らしい声で、さらに力もありました。
ドイツ・レクイエムを生で楽しむのは初めてでした。シューマンの死をきっかけにして作曲したとの話もあるようです。そして、合唱が第1-7曲まで通して活躍します。大変だと思うのですが、この合唱団は2001年に結成した直後にこれを歌ったそうです。ほとんどのメンバーが暗譜でした。素晴らしいと思います。オペラシティコンサートホールのパイプオルガンも交えながら、合唱の声が聞こえてくると、本当に人間の声は何と素晴らしいのかと、それだけでも感動してしまいます。