「タンホイザー」と「ローエングリン」は「歌劇」で、「トリスタンとイゾルデ」と「ニーベルングの指環」は「楽劇」だそうですが、これは面白い話ですね。
確かに私の大好きな「トリスタンとイゾルデ」は、心と魂の究極の物語だと思います。これを見るたびに涙・涙・・・となってしまいます。イゾルデ役のワウラウト・マイヤー、私はこの歌手のバイロイトとバイエルンの2本のVTR録画を持っていますが、数年前だったか、東京文化会館でマイヤーがこれを主演したとき、チケットが手に入らなくてとても悔しい思いをしました。
私がNHKホールのベルリンドイツオペラ「タンホイザー」を観たのが、1998/02でして、その数ヶ月前にもベルリン国立+バレンボイムが来日公演しています。どちらも素晴らしい歌劇場と思います。クプファー(発音が難しいですね)はドイツオペラの代表的な演出家で、最近の現代的な脚色も手がけているのかは情報を持っていませんが、手持ちのビデオのほとんどが彼の演出だったような気がします。
ところで私が初めて観たオペラは「ニュルンベルグのマイスタージンガー」ですが、これも確か「楽劇」と言う表現が使われていると思うのですが・・・。バイエルン国立歌劇場のかなり上の方の席で見ましたが、序曲が始まると同時にスルスルと大きな中央シャンデリアが揚がっていったのが印象的でした。
と言う話はどうでも良いのですが、最初に観たオペラがワーグナーだったせいか、少なからぬ愛着があります。もちろん、モーツアルトの魔笛やベルディの椿姫なども大好きですが・・・。