松下をリタイアされた石井さんという方の記事が、STEREO SOUNDに連載されていました。第2回目の記事は、初回ほどのインパクトはなかったものの、またまた興味ある知識を得る事ができました。
今回の話題は、通常の造りの家屋としては、6畳間が最高のリスニングルームであると言うお話でした。なぜなら、部屋の縦×横×高さのバランスを考えると、定在波を抑制するには高さが必要、その相似系を追及すれば6畳間になってしまう話です。もちろん、専用のオーディオルームを設計、新築するのであれば話は別。
これにはいささか驚きました。
FFTや残響時間測定を駆使した結果を見て、まだ100%信じられない気持ちもあるのですが、大いに納得できる面がありました。私の知人で、仙台に住み着いた方がいるのですが、床はコルク貼りで20畳吹き抜けの居間で音楽を聴き始めて、オーディオ装置の買い替えを全く考えなくなったと言う話をうかがったことを思い出しました。
そうか、高さが必要なのか、そう言えばオーチャードホールのステージは高さがあるなぁ、サントリーホールで一番天井の高い位置はステージだったなぁ、と感心して読みました。しかし、既存の部屋を改造するには最も困難が伴う方向ですね。我が家のルームは9畳間で高さは2.45m・・・、うーん、この程度の広さで満足するかぁーーー。