
ネッシー君から数えて7年ぶりの製作をしました。オーディオ工作の中でも、やはりスピーカーはワクワク、ドキドキしますね。

廃材になったカラオケ装置の入れ物を2個もらってきました。中央付近に仕切り板があります。ここでアンプとスピーカーを分けていたのですね。
すぐピンときたのは、ユニット後方スペースを分けて、ダブルバスレフにすることでした。このタイプは一度作ってみたいと思っていたのでした。
今まで精を出してきたオーディオ製作は、クラシック音楽を楽しむことを中心に考えていましたから、今度はまた違う音が得られるのも面白そう、と思いました。

廃材利用ですから追加の板も最低限のものを、また手持ちの切れ端を活用することにしました。
ユニットは\2,300円/個のものをネット注文しました。DS-120FII、12cmのフルレンジです。帯域は63Hz-15kHzなのでツィーターがほしくなります。幸いにもサワフジのフィルム型が残っていたのでこれにしました。
2つのダクト長計算ですが、 50 & 70Hzにしました。f0=63Hzのユニットなので、箱に入れるだけで80Hzまで上昇すると予想して決めました。

いつも電気工作する部屋で、鋸切りをゴシゴシしましたが、とても役立ったのがこの掃除機です。サイクロン付き、100W型、送料込みで3,200円です。切りくずが出るたびに、廊下からホイッと持ってこれるので重宝しました。
さて音出しの結果ですが、やや固めでクリアな音声、ピアノがくっきりと分離する感じの音、そしてバスドラムの空気を揺さぶる音(ブルブルするような)が出たことです。中低音は少し弱いかも知れません。LPでJAZZを聴いてみたところ、これまでのネッシー君とはまた違う世界が見えてきました。アナログオーディオを楽しむには、スピーカーセットが複数あると楽しいものです。
まだ片方は塗装も完了していませんが、色違いのスピーカーで部屋を飾るのも、なかなか良いかなと思っています。