
ブレゲンツでのコンサート、一つ目は Fest spiel haus で開かれたコンサートでした。
指揮はDmitri Jurowski、コーラスはプラハフィル合唱団で3曲の演目がありました。

まず、ヤナーチェクのラプソディー、そして Judith Weir作曲の CONCRETE- eine Motette ueber London、ラストはシェーラザードの順です。プレトークではWeirご本人が舞台に登場し、インタビューに答えていました。

また演奏開始前に、ご本人の曲目説明がスクリーンに投影されました。演奏中はドイツ語のナビゲーションを、Lukas Vasilekが演じました。

このホールの音は、どの楽器も実に明瞭で、かつ音量が大きかったです。フルオーケストレーション時でも、音がはっきり分離されて聞こえます。日本ではなかなか経験できない音響です。

特にラストのシェーラザードでは、独奏Vnを始めとして、チェロも管楽器も非常に美しかったです。かと思えばコントラバスが大きく響くのと、弦楽器群のピッチカートが実に見事でした。日本人演奏家も数人見られるオーケストラ、歴史ある楽団のアンサンブルは、本当に安心して楽しませてもらいました。