
ザルツブルグ音楽祭鑑賞2日目は、グレゴリー・ソコロフのPfコンサートでした。会場はお隣の、祝祭劇場(コンサートホール)です。
新しいこのホールにピアノが一台だけ、その音響に心を奪われた一日でした。

ピアノの音が大きく、明瞭で、何とも言えない素晴らしい響きでした。舞台の壁は硬い一枚の材質でできているように見えましたが、ピアノのすぐ後ろに木製の拡散板が配置されています。ホール内部は木の温かみを感じさせる座席で占められていました。

ソコロフは最近どんな活動をしているのでしょうか、髪の毛こそ若いころとは全く異なる風貌でしたが、顔かたちはソコロフそのものでした。曲目はバッハ、シューマン、ショパンなどの名曲ばかり、、超ベテランの味のある演奏を堪能できました。

アンコールは6-7曲くらいあったでしょうか・・・熱狂的な聴衆がいつまでも残って、ブラボーと拍手が鳴り止まない人気ぶりだったのが印象に残りました。