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普及するシステムの話

たまたまこのような記事を見つけまして、なかなか考えられさせる点が多かったので、ご紹介します。地上波デジタルの話題ですが、オーディオにも参考になる話だと思います。ただし、オーディオと言う趣味そのものが衰退してきていて、ホーム・シアターのジャンルに取り込まれてしまいそうな点が気がかりです。



=============以下、引用===============
コンパクトカセット ⇒ Lカセット
コンパクトカセット ⇒ DAT
VHS ⇒ S-VHS
NTSC/アナログBS ⇒ アナログHiVision
CompactDisc ⇒ DVD-Audio/SACD

 これは、代替が期待されながら、デファクトスタンダードになれなかったフォーマットの一例だ。この短いリストにBSデジタルを加えても良いのかもしれない。

 地上デジタルが訴求する画質の向上という点で、最も近いのはVHSとS-VHSの関係だと思うが、S-VHSはついにVHSを置き換えることはできなかった。VHSとS-VHSの間の画質差はかなり大きいが、ほとんどの消費者はS-VHSを選ばず、VHSの3倍モードで構わないと考えたのである。

 画質、画質というが、ほとんどの家庭のリビングルームにあるテレビの表面を指でなでたら、ホコリで指は真っ黒になるだろう。これでは画質もへったくれもあったものではない。だが、これが現実だ。

オープンリール ⇒ コンパクトカセット
コンパクトカセット ⇒ MiniDisk
アナログレコード ⇒ CompactDisc
8mm ⇒ DV
レーザーディスク ⇒ DVD-Video
銀塩カメラ ⇒ デジタルカメラ
VHS/S-VHS ⇒ 記録型DVD(予定)

 逆にこちらの短いリストは、置き換えに成功したフォーマットの例だ。置き換えたもの(右側)はそれまでの標準(左側)に対して、必ずしも高音質・高画質ではない。一定の音質や画質に達するには右の方が安価で済む、ということはあるかもしれないが、絶対的な音質や画質では必ずしも向上しているものばかりではない。

 では、成功例と失敗例を分けたものは何か。筆者は使い勝手の向上があったがどうかだと考えている。失敗した上の例は、確かに画質や音質は向上するものの、使い勝手に差がないものばかりだ。これに対して下の例は、いずれもデータ(メディア)のハンドリングが容易になっており、使い勝手が向上している。

 一般消費者に一度使ったら元には戻れない、と感じさせるのは音質や画質ではなく、使い勝手の良さなのだ。DATが置き換えられなかったコンパクトカセットを置き換えたのがMiniDisk(MD)であることが、これを象徴している。

 現時点で入手可能なフォーマットのうち、もしCompactDisc(CD)を置き換えるものがあるとすれば、それはDVD-AudioやSACDではなく、MP3に代表される圧縮フォーマットであり、それに対応した機器だと思っている。

 CDに対して音質は向上しない(必ず劣化する)が、そのデメリットより使い勝手が向上するメリットの方が上回ると考えられる。もしDVD- AudioやSACDがせめて8cmを標準と決めてしまえば、12cmのCDでは実現できない新しい使い方の提案ができたのに、と思うのは筆者だけだろうか。

 まず使い勝手が良くなり、それにさらに音質や画質の向上が伴うと、そのフォーマットは確実に標準の座を勝ち取ることができる。成功例のリストを見ると、アナログからデジタルへの移行が多く含まれていることに気づくが、これはデジタル化そのものが評価されたからではない。多くの場合デジタル化はデータのハンドリングを向上させ、それにともなって使い勝手が向上したことが成功をもたらしたのである。

 この原則に地上デジタルをあてはめて見るとどうだろう。確かに画質は向上するが、前例からいくとこれだけで普及することは難しい。使い勝手の点では、デジタル化により向上する余地はあるハズだが、現時点ではコピーワンスによる制約など、むしろ使い勝手の低下が懸念される始末だ。初期のサービスエリアの狭さと考え合わせると、先行きに不安を感じざるを得ない。地上デジタルは、画質の向上を一般消費者に訴求するという「タブー」に挑戦しているようにしか筆者には見えないのである。
by ja8cte | 2005-07-26 20:42 | Comments(0)