曲目
ウェーベルン:パッサカリア 作品1
ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調 作品60
バルトーク:管弦楽のための協奏曲
指揮:鈴木 雅明
バッハ・コレギウム・ジャパン+モイツァ・エルトマンの演奏を聴いて以来、CITYフィルでも2度目くらいの鈴木雅明さん指揮のコンサートです。アーノンクールがマーラーやブルックナーなども取り上げていたような気持ちで、指揮されているのかもしれませんね。
配布されたテキストを読んでみたら、ウェーベルンはナチスの迫害に追い回されながらもオーストリーに残り、終戦当時に米兵に間違って射殺されたそうです。バルトークは米国に逃れて、病床の中でこの曲を完成させたとか、、。
今回のCITYフィルは管楽器群も充実し、素晴らしい響きを聴かせてくれました。鈴木さんの引き締まった指揮ぶりにも感動しました。まさに生のみで味わえる迫力の音楽、そしてオペラシティの音響に、毎回大いに楽しませてもらっています。
双翼型のオケ配置にもかかわらず、コントラバスが右側から聞こえるような響きにも驚きました。開始前からコントラバス全員とハープ2名での音合わせ、この曲にかける熱意が伝わってきました。