曲目
モーツァルト:
ピアノ協奏曲 第24番 ハ短調 KV491
ショスタコーヴィチ:
交響曲 第10番 ホ短調 作品93
指揮:高関 健(常任指揮者)
ピアノ:伊藤 恵
伊藤 恵さんは真っ白な衣装、真紅の口紅に茶髪の出で立ちで、繊細な音色のモーツァルトを聴かせてくれました。経歴を見たら、芸大教授になっているのですね。高関さんの5分間プレトークでは、2日間に渡る綿密な練習を重ねたらしいのですが、彼女としては得意な曲であっても、演奏は真剣勝負のようでした。
続くショスタコがまた素晴らしかったです。指揮者が変わるとオケもこんなに凄い演奏をするのだ、と言う経験を今回も持ちました。前作の9番が不作だったあと、(スターリンの死後)7年くらいしてから出来上がったとの説明。2つのモチーフ(作曲者のイニシャルと教え子の名前)も良く聞き取れました。
クラリネットの山口さん、オーボエの本多さん、トロンボーンの佐藤さんが首席奏者になったそうで、その音色も光っていました。
プレコンサートは9名による「ある晴れた日に」、久しぶりに登場の佐藤裕子さんが眩しかったです(^^。