定期演奏会に通いだしてから初めての宮本文昭さん指揮によるコンサートでした。来年4月からは音楽監督に就任されるそうで、楽団としても充実/豪華なプログラムを用意してきました。たくさんの人気アーティスト(森麻季さんとか)が来年度に出演される予定です。
今回のプログラムは、
ストラヴィンスキー / バレエ音楽「火の鳥」組曲(1919年版)
プロコフィエフ / バレエ音楽「ロメオとジュリエット」組曲
いずれも楽しみにしていた曲ばかりです。はたして宮本さんの指揮は如何に?
まずは「火の鳥」ですが、大音響もさることながら楽器の音色を最大限に美しく引き出していました。特に木管楽器です、、さすがですね。今回の第1フルート奏者はまた前回とは別のエキストラのようでして、団員の伊藤さんは第2を受け持っていました。第1オーボエ奏者はあの素晴らしい団員の、鷹栖美恵子さんです。いたるところでこの第1コンビが美しく音楽性豊かな旋律を奏でてくれます。宮本さんの期待にも大いに応えてくれていたような気がします。
ところがどちらの第1奏者も来年初めにはオーディション公募がかかっています。若くて音楽性あふれる団員として、このまま続けてほしいのですが、、、、
さて宮本さんの指揮ぶりですが、私と同年とは思えないくらいに若々しく、大きな動きでした。しかし「火の鳥」の時はじっと見ていると、その動作(特に足を上げたり動きまくる)で頭がクラクラしました。それで音楽だけを楽しむことにしました。後半のロメオとジュリエットは更に良い演奏でした。曲の合間に大きなハンカチで汗を拭き拭き、感動的な熱演でした。曲そのものも大好きなのですが、バレエのシーンがくっきりと目に浮かびました。このようなプログラム、良いですね! 大いに楽しめた一日でした。