東京勤務の時は頻繁に足を運んだコンサートですが、また定期的に出かけることにしました。東京シティフィルの年間チケットを購入し、今回はその第一回目です。
このオケは市民オーケストラからスタートしてプロ団体になったと思うのですが、今までにも飯守さんのワーグナーを何度も聴きに行ったりしていました。オペラシティホールは自宅から行きやすいので、しばらくお世話になることにしました。
曲目は、
ドヴォルザーク / チェロ協奏曲 ロ短調 作品104
ドヴォルザーク / 交響曲 第8番 ト長調 作品88
いずれも大好きな曲ですので、家内と大いに楽しんできました。
チェリストの遠藤真理さんは、神奈川県出身、3歳よりチェロをはじめ、東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、同大学を首席にて卒業、2003年第72回日本音楽コンクールで第1位、と言った経歴の方でして、若々しく美しい演奏家でした。
演奏時の表情は、この写真が近いかも知れません。正確な音程、力強いボーイング、感情こもった訴えかける演奏で、とても好感もちました。
指揮者の阪 哲朗さんは、N響などと共演している映像を見た覚えがありますが、海外での評価も高く、なかなかの経歴の持ち主に見えました。もう少し若い方と想像していましたが、実際には中堅どころのバリバリと感じます。
このオーケストラに新風を吹き込むにはピッタリの抜擢でしょうか、、まさにその演奏はキビキビとした味わい深いものでした。聴き馴染んだ8番の交響曲ですが、新たな発見をいくつもさせてもらいました。やはり生は格別です。また来月の演奏会を楽しみにしたいと思います。