家内とオペラシティに出かけました。すでに王子ホールでの公演が終わっているはずで、TV等の収録はありませんでしたが、東フィルをバックにした演奏は、
前回の公演とどのように違うものか、楽しみにしていました。
11/2にはピアノ伴奏による「歌曲の夕べ」が、ここオペラシティであり、そちらも大変気になるのですが、今回はオケに負けない声量と、いつものユーモアで大いに楽しませてもらいました。
前半の曲目は、
モーツァルト:「コシ・ファン・トゥッテ」序曲、
モーツァルト:演奏会用アリア「大いなる魂と高貴なる心」K.578、
ハイドン:「月の世界」より フラミーニアのアリア“人には分別があります”、
同じく「薬剤師」より ヴォルピーノのアリア “ご機嫌よう、親愛なるセンプローニア”
モーツァルト:交響曲第22番、
モーツァルト:「ポントの王ミトリダーテ」より、アスパージアのアリア“重い苦しみに”
⇒※やぁー、ザルツブルグ音楽祭デビューの曲ですよね!
そして後半は、バーバー:弦楽のためのアダージョ 【※美しい曲でしたね】、
バーバー:「この輝く夜にきっと」、
バクリ:3つのラブ・ソング、
バーンスタイン:「キャンディード」序曲、
バーンスタイン:「キャンディード」より 第1幕 クネゴンデのソロ“着飾って、きらびやかに”、
コープランド:アパラチアの春、より フィナーレ、
アーレン:「虹の彼方に」 ほかアンコール
前半はオーソドックスな曲目の中にもプティボン流のサービス精神爆発、そして小音量ではこの上なく美しく、クライマックスではもの凄い声量を発揮しました。後半はかなりミュージカル的な色合いで、英語の世界に入ります。
前回に増しての実力を示してくれた演奏会、熱狂的ファンも増えたように思います。彼女の体型で感じたのは、少し痩せたのでしょうか、今年もザルツブルグ音楽祭でのオペラ出演、来年はバルセロナで「ルル」など、忙しい中にも日本の文化と観客に対する親しみをもっておられるようでした(彼女の
インタビュー記事参照)。